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EV3の魅力
2019/1/31
前々回はベーシックコースで取り入れている文字、数字の入力なしで画面上でキャラクターを動かしたりゲームを作ることができるビスケットというプログラミングを、前回はアドバンスコースで取り入れている、これも専門のプログラム言語を使わなくてもゲームを作ることができるスクラッチというプログラミングをご紹介しました。「ゲームばっかり作ってるの?」と思われる方もいらっしゃかもしれませんが、好奇心は向上心にまっすぐつながっています。楽しいゲームをさらに楽しいものにしようと思う気持ちが、プログラミング思考を磨いていきます。今回は、ベーシック、アドバンスの両方のコースで取り入れているEV3をご紹介します。
EV3はブロックプログラミングで動くロボットです。
最初のうちは、前進したり、後進したり、左右に向きを変えたりして目的地に着くミッションが用意されています。これらのミッションを達成すべく、子どもたちは自分でプログラミングし、試行
錯誤してミッションをクリアーしていきます。
さらに回が進んでくると、EV3はしゃべったり、さまざまな絵を出したりといろんな機能で子どもたちを飽きさせずにプログラミング力をつけるよう工夫されています。
リフトでものを持ち上げたり,下したりすることもでき、そのミッションでは、回転ずしの設定でリフトを使って、お寿司を運んで、お客さんの前にとどけるというユーモラスなものもあります。
またさらにEV3は色を識別するセンサーもついていて、色によって違う動きをするようにプログラミングしながら、「分岐」という概念を楽しみながら学べるようになっています。
様々な機能を持つEV3ですが、そのEV3を動かすのは子供たち自身です。プログラミングした通りの場所にEV3がお寿司を運んだり、プログラミングした通りにパターン別の動きをするEV3を見ている子供たちは楽しげで、また自信に満ちています。もちろんうまくいかず、全く思いもしなかった動きをすることもありますが、それも自分がプログラミングした通りに動いているからこそ。見直してみて「ここが、違ったんだ!」という気づきが、子どもたちのプログラミング力を強くし、トライ&エラーの精神を育てていきます。
自分のプログラミングで実際にロボットが動く体験、EV3でぜひ味わってみてください!