Abbreviation (略語)
2017/02/21
略語は巷に溢れていますが、英語と日本語では言葉の略し方にそれぞれ特徴があります。
日本語は、長い言葉の最初の漢字やひらがな数文字を取って並べますね。例えば、文部科学省が文科省とか。
しかし、英語では、だいたい頭文字だけを取って並べるので、元の単語が全く姿を隠してしまうこともあります。
例えば、上に例の出た文部科学省は英語では Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology というので、これを略すとMEXT です なんと、途中の Culture, Sports, Science が合わせてX に変身しちゃってます
さて、略語が馴染み過ぎていて、意味もわかっているので、元の単語はなんだったかな、な~んて考えることもないかもしれませんが、いくつか思いつくままに並べてみましょう。
★ TV (television) これは簡単、もちろん「テレビ」。tele (遠くを意味する接頭辞) + vision(視覚)、遠くのモノが目で見えるなんて嬉しいですよね
★ PTA (Parent-Teacher Association) 「親と先生の会」ってこと。
★ B.C. (before Christ) 「紀元前」。数字の後につけて、256 B.C. 「紀元前256年」などのように使います。
★ A.D. (ラテン語 anno domini = 英語 in the year of our Lord) 紀元前は英語の略なのに、なぜかこちらはラテン語の略で、「西暦」。
★ ちなみに、3Dは three-dimentional の略で、「立体の」ということ。
★ また、2DKや3LDKというのもよく耳にしますが、日本と外国では家の作りが全然違うので、それぞれ英語では、2 bedrooms & a kitchen とか、3 bedrooms & a living room & a kitchenなどと説明しないと理解は難しいようです。「ダイニングキッチン」は、和製英語です。英語では単にkitchenと言いますが、食事をするためのテーブルを置いている家も多くあります。
ところで、日本に初めて来たという外国人を空港からそのまま家に連れて行くと、たいてい彼らは靴をはいたまま玄関を上がります。それはそれはベタな吉本新喜劇を見るようですが、説明するのをウッカリ忘れる私は、いつも慌ててしまいます 😯
Satomi